2012年 08月 15日
雨の合間の晴れ間に有楽苑・如庵を散歩3 |
この建物良いですねぇ。庭との関係は、移築後のものと思いますけれど、玄関の意匠にしても、全体のプロポーションにしても、スケール感がとてもしっくりします。玄関上の軒先などホンの少しむくりが入っていて、全体に端正な直線で構成された北側立面の中に微妙な曲線がとてもオシャレなのでした。玄関の上の軒先の微妙なむくりは、たぶん軒先の垂木が裳階(もこし)のように屋根の垂木と構造的に切り離してあるから実現出来ている自然なラインですが、なんど思い返してもツボにはまる意匠です。
今は、この庭に面した縁側に腰掛けて、庭を眺めながら抹茶と生菓子をいただくことも出来ます。当日の茶菓子は餡玉に大徳寺納豆を一粒のせた葛饅頭を頂いたのではありました。良いですねぇ。
時合いが良いと、ここで、説明係?とおぼしき女性が、いろいろ由来を話してくれるようです。堀口捨巳さんのこともこの方に伺いました(笑)名鉄が如庵を買収する前に、別な候補があって、それが先行して別人の手に渡ってしまったため、如庵になったという話しが面白かったのですが、本命、あああれね、っていう位有名な建物でしたが、すぐ忘れてしまいメモしておけば良かったと反省しています。うーん思い出せませんぞ。
ちなみに、如庵と母屋の書院は毎月1回いずれかの月曜日に内部を特別公開で見学出来ます。入苑と抹茶、内部特別見学料、記念品が付いて2300円、良心的なのかと思います。
ふすま絵も見学出来る特別な見学会も11月にあるとのことでお誘い受けました。ちょっと心惹かれますね。
まだ続きそうです(笑)
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2012-08-15 23:36
| 旅の話し
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