2016年 07月 04日
ウクレレの弦交換で四方山話 |
コオラウ(Ko'olau)KS-10というハワイ製のウクレレです。以前は無理やりワースという会社のフロロカーボン、ローG弦を張っていたのですが、あまりローGの曲を練習しなくなったので、ちょいとその他諸々の気分転換を兼ねて、スタンダードチューニング(弾くときに一番上にくる弦が上から2番目の弦より細い弦=上の写真は逆)にして弾いてみようなどと考えたのです。
ワースのスタンダードチューニング用の弦の在庫があると思っていたので、古い弦を取り除いて在庫の弦をワサワサ探すも在庫無し。で、あれこれ探していたらウクレレケースのポケットに、たぶん3年位前に購入して仕舞い込み忘れていたダダリオという会社のT2チタニウムという弦あったのでそれに交換することにいたしました。
なぜか最初に手にしたのが2番の弦(上の写真だと上から2番目)。2回分あるよねと、半分に切断。。。。あら短い。ギリギリ(苦笑)このウクレレはギターのような弦の張り方なのですがその分長く必要なのかもしれません。それにダダリオのこの弦はウクレレの弦としてはかなり硬い弦なので、上の画像のように短いと上手く止まらない。。。ボディに近いところで弦を回したかったのですがそこまで届かず。2番以外は2本どりはあきらめて張替え、少しがっくりしながら普通にチューニングしてポロポロ。
このウクレレの音質は大好きです。交換した弦が硬いので「どうだろうなぁ」と自問しながら、交換直後は月並みに、電子チューナーのピッチをA440HZに設定してチューニング。ただA音がもろにデットポイントになるので、「まぁ悪くはないかな」程度の感触でした。これが土曜の夜までの話。
そうこうして日曜日に京都の知り合いが東京カフェで絵の個展をするというので冷やかしに出かけてその方と雑談少し。で、その方とお仲間が毎年秋にプロモーションしているコンサートの話になり、なぜかコンサートのプライベート録音CDをいただいてしまいました。
夜PCにセットし、とても安価なスピーカーで試聴。演奏がなかなか良かったので、CD2枚をそのまま続けて聞いてしまいました。余談の余談ですね(笑)
中味はピアノ四重奏で、メンバーは弦楽器がウイーンフィルのメンバー、ピアノはメンバーのお一人の奥さん(日本人)。
このコンサートの使用ピアノはたぶんベーゼンドルファーのモデル290インペリアルですが、このピアノはメーカー出荷時のピッチはA443Hz。CDの音源に演奏開始前の音あわせが入っていたので、なにげに確かそうだよねぇなどと手元の電子チューナーでピッチを調べたら444Hzにチューニングされていました。
このあとまたウクレレでも触ろうと、先週弦を張り替えたコオラウを取り出しチューニング。弦を交換した直後は弦が伸びるのでこまめにチューニングしないと音程が狂います。
ピッチ設定を444Hzに放置したままの電子チューナーでチューニングしたんですね。結果、コオラウが良い感じのウクレレに変身しておりました(笑)440HzだとばっちりAにぶつかるデットポイントがAとA♭の間に入り込んだ感じで、ダメだったA音が前より良く伸びる感じ。
今机の下にあるこれ以外の米国製のウクレレもそうですけれど、少しハイピッチの設定で製作されているのではないかと改めて思ったりします。弦のテンションが強い感じもしますが、ダダリオの弦は硬い分テンションもそれなり必要な感じもしますし、ちょうど良い塩梅にマッチするのかもしれませんね。
アメリカンチューニングという全部の弦を1フレット下げるチューニングスタイルがありますけれど、これもただ1フレットずらすだけでなく、弦のテンション考えると、443~444Hzぐらいのピッチにして1フレット下げると良さそうですね。
いつまでたっても初心者の域を出ないおっさんの独り言でした。
by akiba-echo
| 2016-07-04 03:46
| 道具と趣味
|
Comments(2)
Commented
by
こりす
at 2016-07-04 05:06
x
へえ~面白いですね、ピッチを変えることで良い感じに変身するとは♪ソロ弾きするんですから、むしろいろいろ楽しめて面白そうですね。最近の(というかいつからか知りませんが)440Hzからどんどんピッチがあがっていってるそうですね。このままじゃあどんどんピッチが上がって、楽器がついていけなくなると憂慮した指揮者さんのエッセイを読みました。その1フレット下げるというアメリカンチューニングは、その影響かしら(みんなどんどん上がっていくから、あえて下げるみたいな…笑)
0
Commented
by
akiba-echo at 2016-07-05 11:30
こんにちは>こりすさん
ウクレレは小さいから、弦によっては結構押さえるのが大変になるので、1フレット分落とすと弦の張り(テンションん)が緩くなって抑えやすいというのもあるかもしれませんね。
JAZZなどもピッチ443など普通にあると聞いてますので、ピッチを3~4Hz上げるだけで結構弦のテンションが上がります。1フレット下げると軽く押さえられるので、それで1フレット下げてるのかなぁ、などと勝手に考えてます。米国製の楽器は、ハイピッチで使う前提なのかな。。。でも、ほんとのところは分かりません。
ウクレレは小さいから、弦によっては結構押さえるのが大変になるので、1フレット分落とすと弦の張り(テンションん)が緩くなって抑えやすいというのもあるかもしれませんね。
JAZZなどもピッチ443など普通にあると聞いてますので、ピッチを3~4Hz上げるだけで結構弦のテンションが上がります。1フレット下げると軽く押さえられるので、それで1フレット下げてるのかなぁ、などと勝手に考えてます。米国製の楽器は、ハイピッチで使う前提なのかな。。。でも、ほんとのところは分かりません。