2008年 09月 07日
及時当勉励 歳月不待人 |
一昨日、テーブルの上に放置されていた、次男の通う予備校(名古屋に本部のあるK塾)の漢文テキストをペラペラめくりながら、なかなか良い語句に引き込まれて、暫く眺めておりました。もっとも、内容は難しくて、解説がなければ分からないものが多数です。ただ、一つだけ気になったことが…
「及時当勉励 歳月不待人」の解釈が
「時を逃さず当然一所懸命に励むべきである。歳月は人を待ってはくれない。」となっておりました。
恥ずかしいのですが、漢文などはほとんど知識ナシと言って良いのですが、これだけはどこかで聞きかじった記憶があったのではあります。
陶淵明の漢詩の一節ですが、詩全体は酒宴で酒を酌み交わすことを題材にしていて、「及時当勉励」は、(今という時は二度とないからから)楽しめるときは(宴会を)楽しもう、というような意味らしいと聞いたことがあります。この一節のみ抜き取ると、予備校テキストの様な解釈にも取れますが、本来の意味とはだいぶ方向が違いますね。もっとも、予備校の生徒には、この方が良いのかもしれません(笑)K塾のテキスト編集者は、もしかすると意図的に載せているのかもしれませんね。もしそうならちょっと複雑な気分です。
いずれにせよ、「及時当勉励」の解釈が、どちらであっても、「歳月不待人」=歳月は人を待たず、は、もっと深刻な間違えようもない現実なのではありました。
秋葉@ゑこう
(この話の続き→こちら)
「及時当勉励 歳月不待人」の解釈が
「時を逃さず当然一所懸命に励むべきである。歳月は人を待ってはくれない。」となっておりました。
恥ずかしいのですが、漢文などはほとんど知識ナシと言って良いのですが、これだけはどこかで聞きかじった記憶があったのではあります。
陶淵明の漢詩の一節ですが、詩全体は酒宴で酒を酌み交わすことを題材にしていて、「及時当勉励」は、(今という時は二度とないからから)楽しめるときは(宴会を)楽しもう、というような意味らしいと聞いたことがあります。この一節のみ抜き取ると、予備校テキストの様な解釈にも取れますが、本来の意味とはだいぶ方向が違いますね。もっとも、予備校の生徒には、この方が良いのかもしれません(笑)K塾のテキスト編集者は、もしかすると意図的に載せているのかもしれませんね。もしそうならちょっと複雑な気分です。
いずれにせよ、「及時当勉励」の解釈が、どちらであっても、「歳月不待人」=歳月は人を待たず、は、もっと深刻な間違えようもない現実なのではありました。
秋葉@ゑこう
(この話の続き→こちら)
by akiba-echo
| 2008-09-07 04:34
| 独り言
|
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