2008年 09月 21日
手紙… |
東京は、午後からまた雨です。
朝早く、散歩の相方といつものように、近所の公園へ…
先週見つけた「からすうり」の様子を見ようと、探したのですが、無くなっていました。だれかが採っていってしまったようです。これから、綺麗なあかね色に変わって行くのに、それを確かめることもできず、ちょっと寂しく、また、がっかりしています。
先週は、まだ、地面に落ちていなかった、クヌギの実(丸いドングリ)が、今日は、茶色くなって地面に落ち始めていました。まだ、枝に青々としっかりしがみついている実もたくさんありますが、少しずつ色付き始めて、落下し、足下で、落ちたドングリの数だけ、秋の深まりを知らせてくれているようです。
散歩をしながら、先週から少しずつ読んでいる「白秋」(高貝弘也著)を思い返して、「秋色の始まる今の季節には丁度良いかもしれないね」なんて考えておりました。
前略
これら十一通の手紙は、宛名のない手紙です。
ささやかなこの書物を繙(ひもと)いてくださる、
あなたへ宛てた手紙です。
そして、あなたは、白秋でもあります。
これは、今読んでいる「白秋」の書き出しです。いくつかの書評でも、この部分の紹介をしていたと思います。「手紙」と筆者の言う、全体を通す、文章の構成は、それが手紙ならば、とても心地よいしっとりとした響きのあるものですね。
きっと、ワードプロセッサなどで打ち込んだ原稿ではなく、原稿用紙に、ブルーブラックのインクで、書き込まれているだろう、一昔前の姿を思い浮かべてしまいます。校正も赤インクで綺麗に書き込まれていて、それ自体が絵画のように、美しく、原稿用紙の上に置かれている様が目に浮かびます。
仕事柄、どうしても、デジタルな文章が身近で、どっぷりと其れに浸りきっていますが、実は最近、ペン書きのハガキや手紙が、とても好きになってきています。送り先はあまり有りませんが、綺麗な葉書を、買い置きしたり、万年筆なども少しずつ増えています。
そして、こんな手紙を送れると、ココロも落ち着くのかもしれません。これから、そういう手紙や葉書を、しっとりと、やりとり出来る、すてきな人たちを探して行かなければなりませんね。
(ほんとうは貴方に送りたいけれど…それはかないません…)
秋葉@ゑこう
朝早く、散歩の相方といつものように、近所の公園へ…
先週見つけた「からすうり」の様子を見ようと、探したのですが、無くなっていました。だれかが採っていってしまったようです。これから、綺麗なあかね色に変わって行くのに、それを確かめることもできず、ちょっと寂しく、また、がっかりしています。
先週は、まだ、地面に落ちていなかった、クヌギの実(丸いドングリ)が、今日は、茶色くなって地面に落ち始めていました。まだ、枝に青々としっかりしがみついている実もたくさんありますが、少しずつ色付き始めて、落下し、足下で、落ちたドングリの数だけ、秋の深まりを知らせてくれているようです。
散歩をしながら、先週から少しずつ読んでいる「白秋」(高貝弘也著)を思い返して、「秋色の始まる今の季節には丁度良いかもしれないね」なんて考えておりました。
前略
これら十一通の手紙は、宛名のない手紙です。
ささやかなこの書物を繙(ひもと)いてくださる、
あなたへ宛てた手紙です。
そして、あなたは、白秋でもあります。
これは、今読んでいる「白秋」の書き出しです。いくつかの書評でも、この部分の紹介をしていたと思います。「手紙」と筆者の言う、全体を通す、文章の構成は、それが手紙ならば、とても心地よいしっとりとした響きのあるものですね。
きっと、ワードプロセッサなどで打ち込んだ原稿ではなく、原稿用紙に、ブルーブラックのインクで、書き込まれているだろう、一昔前の姿を思い浮かべてしまいます。校正も赤インクで綺麗に書き込まれていて、それ自体が絵画のように、美しく、原稿用紙の上に置かれている様が目に浮かびます。
仕事柄、どうしても、デジタルな文章が身近で、どっぷりと其れに浸りきっていますが、実は最近、ペン書きのハガキや手紙が、とても好きになってきています。送り先はあまり有りませんが、綺麗な葉書を、買い置きしたり、万年筆なども少しずつ増えています。
そして、こんな手紙を送れると、ココロも落ち着くのかもしれません。これから、そういう手紙や葉書を、しっとりと、やりとり出来る、すてきな人たちを探して行かなければなりませんね。
(ほんとうは貴方に送りたいけれど…それはかないません…)
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2008-09-21 19:36
| 独り言
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