2008年 10月 05日
風來入房戸 夜中枕席冷 (涼しくなりました) |
夜半の空気は、ひんやりとして、涼しいと言うより、冷たく感じる夜です。月も変わり、今年も残すこと後三月。
眠れぬ夜に、先月、ブログの話題にした、陶淵明の漢詩などググっております。この前の「及時当勉励 歳月不待人」は、陶淵明の「雑詩 其一」という詩の一節。タイトルの「風來入房戸 夜中枕席冷」は、同じく「雑詩其二」の一節です。
この詩の続きにある「日月擲人去」、眠れぬ秋の夜長をすごすココロに、妙に沁み込みますね。「月日は人を置き去りにして過ぎ行く」か…沁みすぎです。
雜詩其二 <陶淵明>
白日淪西阿 白日 西阿に淪(しず)み
素月出東嶺 素月 東嶺に出づ
遙遙萬里暉 遙遙として萬里に暉(かがや)き
蕩蕩空中景 蕩蕩たり空中の景
風來入房戸 風來って房戸に入り
夜中枕席冷 夜中 枕席(ちんせき)冷ゆ
氣變悟時易 氣變じて時の易(か)はるを悟り
不眠知夕永 眠らずして夕(よる)の永(なが)きを知る
欲言無予和 言はんと欲するも予に和するもの無く
揮杯勸孤影 杯を揮(あ)げて孤影に勸(すす)む
日月擲人去 日月 人を擲(なげうち)てて去り
有志不獲騁 志有るも騁(は)するを獲ず
念此懷悲悽 此を念(おも)ひて悲悽を懷(いだ)き
終曉不能靜 曉に終(いた)るまで靜まる能(あた)はず
秋葉@ゑこう
眠れぬ夜に、先月、ブログの話題にした、陶淵明の漢詩などググっております。この前の「及時当勉励 歳月不待人」は、陶淵明の「雑詩 其一」という詩の一節。タイトルの「風來入房戸 夜中枕席冷」は、同じく「雑詩其二」の一節です。
この詩の続きにある「日月擲人去」、眠れぬ秋の夜長をすごすココロに、妙に沁み込みますね。「月日は人を置き去りにして過ぎ行く」か…沁みすぎです。
雜詩其二 <陶淵明>
白日淪西阿 白日 西阿に淪(しず)み
素月出東嶺 素月 東嶺に出づ
遙遙萬里暉 遙遙として萬里に暉(かがや)き
蕩蕩空中景 蕩蕩たり空中の景
風來入房戸 風來って房戸に入り
夜中枕席冷 夜中 枕席(ちんせき)冷ゆ
氣變悟時易 氣變じて時の易(か)はるを悟り
不眠知夕永 眠らずして夕(よる)の永(なが)きを知る
欲言無予和 言はんと欲するも予に和するもの無く
揮杯勸孤影 杯を揮(あ)げて孤影に勸(すす)む
日月擲人去 日月 人を擲(なげうち)てて去り
有志不獲騁 志有るも騁(は)するを獲ず
念此懷悲悽 此を念(おも)ひて悲悽を懷(いだ)き
終曉不能靜 曉に終(いた)るまで靜まる能(あた)はず
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2008-10-05 04:47
| 独り言
|
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