2009年 04月 21日
京都(と言っても南端)散歩2=海住山寺(かいじゅうせんじ) |

奈良時代の一時期、2年ほどらしいですがここに首都が移されたそうです。なぜ木津川をはさんだ狭い盆地上のこの場所に、平城京から遷都されたのか、そんなことを考えながら、楽しく道に迷っておりました。
余談ですが、この恭仁京史跡に隣接する小学校が木造でとても味のある風情。なんでも58人生徒さんが通っているようです。木造の講堂はことさらよい雰囲気で、昭和初期を時代背景にするような映画のロケにそのまま使えそうな建物です。
戻った道から、麓の集落の、車一台すり抜けるのがやっとの路地を通り抜けて、お寺の私道らしい、急勾配の坂を上り詰めた場所に、海住山寺はありました。
自分にとって、このお寺の五重塔が今回の散歩の目的地。現存する五重塔としては4番目。元興寺と、海龍王寺の五重小塔を数に入れると、6番目に古い五重の塔があります。やっと来たかという感慨にしばしふけっておりました。

実際に見て良かったのは、本堂脇にある文殊堂。鎌倉時代の建立といいますから、五重塔と前後して建てられたもので、間口3間(柱の間が3つと言う意味です)、奥行き2間平入り寄せ棟の小振りで見た目軽快なお堂です。文殊菩薩と阿弥陀如来が安置されているらしいのですが、板唐戸がしまっていて分かりません。それにしても銅板葺きで軽快な反りの屋根と、端麗な蟇股が印象的ではありました。
本堂や塔、文殊堂のある位置から、少し上にのぼると見晴らしの良い場所があります。古図で見ると、ここにもお堂があったようですが、今は見晴らし台のような、お弁当好適の場所です。東から南西に向かって景色が広がり、若草山から奈良市街が望めます。公式ホームページにも写真が掲載されていますが、時期と時間を選べば、なかなか良い場所なのだろうと、連れの二人としばし景色を見ながら歓談したのではありました。
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2009-04-21 00:05
| 旅の話し
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