2009年 06月 05日
先週末の出来事とこのところの寂寥 |
寂寥ということばが、いまの気分に当てはまるかどうか、それは少し微妙な心境ではあるのですが、一つ前の記事で触れた、都心に住んでいる仕事仲間のことを思うと、そんな切ない気分にならずにはいられないのです。まぁ、個人のことなので、余り深くは語れないのだけれど、命の炎が消えて行く様を、見守るものの気持ちとして語ることは許されるでしょう。
1週間ほど前、自室の寝床から起きあがれない状態で、しかも命さえも微妙な状態で見つかった彼は、結局、処置の施しようのない悪性の病気であることを一昨日告知されました。なのに、病床を訪ねるとギリギリの声で、仕事のことなどを話そうとするのです。
今の彼には、それを取り去ると、彼自信の中で、彼自身の存在意義が危うくなる、命そのものの会話なのでしょう。ほんの数日前までは、自分の命が残り少ないことを、きっと直感しながらも、口から出る言葉は、体力が戻ったら…、と呟き続けてきた彼に、戻ったら、というコトバが無くなりました。燃え尽きかけている自らの生命が無視出来ない事実となったのだとしか思えません。
彼は社会的には、ちょっと独りよがりで頑ななところがあって、それがなぜそうなったか未だにボクには分からないけれど、ちょっとだけ問題もあったようです。ただ、仕事的には、誠実な人ではありました。そこを認めていたから20年近く、関係が続いてきたのでしょうか。
そう言う彼には、近隣に血縁者は居ないようです。故郷にも、居るかどうか分かりません。彼の語る範囲ではそのようです。そんな経緯もあるので、出身地についてもギリギリまで言わず、やっと昨日、出身地の住所について口を開いたのではあります。
長年連絡をとっていないらしいので、電話番号さえ知らぬと言う彼の語る住所をこれから訪ねてみようと思います。その住所は、今居る此処から、高速道路を400kmほど。彼の命のあるうちに、やはり確かめておきたい、そんな気分ではあります。
袖触り合うも多生の縁。輪廻転生があるなら、きっとどこかで何度もすれ違う程深い縁でもあるのでしょうね。
さて、出かけましょう…たぶん自分の心のために…
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2009-06-05 03:50
| 独り言
|
Comments(0)

