2010年 05月 05日
先月末の熊本…不知火・八代海を眺めに… |

日曜日の昼過ぎまで、人吉でまったりし、午後2時くらいに人吉の仕事仲間と別れ、熊本市内に向かったのではあります。
なんと当方にしてはめずらしく午後7時から夕食の予約を入れていたのではありますが、ただ、まだ少し時間がある。こんな時、いつもなら山側を走り回るのですが、なんだか今回はそう言う気分でもなし。なんとなく海側へ…人吉から入った高速道路の23あるトンネルを抜け八代エリアに入り視界が広がったところでふと思いつき、松橋ICで高速道路を出て、天草方面に少し走り、干潟でも眺めようかということに。
宇城から、三角、上天草方面へ。しばらく走ると、遠浅の海が左手に見えてきました。不知火の八代海ですね。潮が引いていたのか、いかにも泥っぽい海岸が視界に。
関東に居ると、あまり普段見る風景ではないので、新鮮な気分になります。さらにもう少し走ると道路の右手に小さな港。惹かれるものがあって、立ち寄ることに。

後で知りましたが、ここは「救の浦」という一風変わった地名の漁港ではありました。時合いが干潮で、潮が上り始めのタイミングと思いましたが、後で調べたら中潮、この時刻で中間くらいの水位らしい。でも、泥底の見えた状態です。船も泥の上にあります。港の脇に車を止めて、少し散歩。
よく見ると、漁港内部は、すっかり干潟状態。ムツゴロウと蟹の世界です。なにか妙に気に入ってしまい、しばらくムツゴロウを眺めておりました。じーっと眺めていると、ムツゴロウ、小さな蟹の他に、うす濁る満ち潮の中に型のよい藻くずガニらしき姿も見え隠れします。潮が泥底を少しずつ蔽ってゆくのをしばし眺めて、天草方面への移動は打ち止め。熊本市内に戻る前に、せっかくなので少し散歩ということで、この漁港を眺めることのできそうな丘の上に昇ってみました。ミカン畑の中の急勾配の坂を登って尾根筋へ。なかなか良い気分になれる場所ですね。
ちょうど今頃の蜜柑畑といえば「紀の国の五月なかばは椎の木のくらき下かげ」で始まる、大好きな佐藤春夫の詩の一節に…
ふるさとの柑子の山をあゆめども
癒えぬなげきは誰がたまいけむ
…なんていうのがあります。そんな詩を思い出しながら、蜜柑の丘に登ったのではありました。
この詩の終わりは…
ただ青くとほきあたりは
たとうればふるき思い出
波よせるちかきなぎさは
けふのひのわれのこころぞ

秋葉@ゑこう
追記:引用している佐藤春夫の詩は、「殉情詩集」中の「ためいき」です。
by akiba-echo
| 2010-05-05 18:59
| 旅の話し
|
Comments(8)
畑正憲サンの著書、殆ど読了しましたが、今は、どーされてるんでせうね
また外してしまったぁ (-_-;)
また外してしまったぁ (-_-;)
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甘盛さま>人間の方のムツごろうさんさんそう言えば最近お見受けしませんね。
魚の方は、漁港の中だけでも沢山見かけましたけれど(笑)
魚の方は、漁港の中だけでも沢山見かけましたけれど(笑)
s.valleyさん、ご丁寧にありがとうございます。昔の写真を見ていると連想して、その当時のことを色々思い出しますね。
次回橋を見に行く時には三角か雲仙方面か悩みどころでしたが、天草方面へのルート、とても素敵ですね。写真とっても参考になりました。ありがとう御座います。
misatoさん、お久しぶりです。救之浦漁港の旧堤防(港の写真の右側のマウンド)の石組もなかなか味がありました。港を俯瞰する写真は、マウンドの後方に見える道路を上りきった場所から撮影しています。見晴らしの良い場所を自分で探すのは楽しいですね。
次に行くときは、牛深あたりまで足を延ばしてみようかと思っています。天草にも美しい石橋が幾つもあるようです…といっても、いつも行き当たりばったり。いつになるかな… misatoさんの旅が楽しくなることをお祈りしています。
次に行くときは、牛深あたりまで足を延ばしてみようかと思っています。天草にも美しい石橋が幾つもあるようです…といっても、いつも行き当たりばったり。いつになるかな… misatoさんの旅が楽しくなることをお祈りしています。
いつも人吉へ半分仕事ででかける「ついで」なので、予定を立てずに周辺を遊んでいます。気楽で良いでしょ(笑) 牛深は鹿児島県側からフェリーで渡るのが楽しそうです…

