2011年 04月 29日
秋葉原・華人向け免税店は未だ閑古鳥 |

東日本大震災よりも、それに負けて生じてしまった原発事故の影響が大きいのでしょう。先日、前を通った、中国人向けの免税店も相変わらず閑古鳥です。商品もほぼ撤収し、別な場所へ動かしている様子です。このお店、元祖秋葉原系電気店の名前で営業しているのですが、はて、人が戻るまでもつでしょうか。まぁ、沢山居た店員(中華系の人達)はほぼ姿を消していますから、人件費以外の家賃など固定費を何処まで捻出できるかというチキンゲーム状態ですね。これも、被害として損害賠償請求出来るかと、一寸考えたりする暇人なのではありました。
余談ですが、先日、被災地へ荷物を運ぶよ、なんていう知人が居て、「プリンタ余ってたよね」なんていう電話をしてきたので、ワケアリで保存してあった、レーザープリンタと新品トナーに付属品一式を寄託。ついでに余っていた小型電子レンジも。。。じゃまにならなければよいけれどと思いながら、都下にある搬送拠点の彼の家まで車で運んだのではありました。「パソコンもほしい」というリクエストでしたが、生憎すぐに拠出出来るものは無し。余剰はあるけどセキュリティの問題を解決するのに時間がかかるので、次回必要ならば準備しますよと答えたのではあります。本当は一式が良かったですね。プリンタは塩釜周辺の学校へ寄贈されたとの連絡でした。ゴミにならずお役に立てば良いのですが。。。月並みながら復興支援の品物というのは難しいですね。
ちなみに、TVCMで溢れている一つになろう的なかけ声は、身震いがするので、そうでない方法を模索してみたりしますが、足下のことの手伝いもあるかもしれないし、被災地への直接アクションを起こすまでには行きません。難しいところです。
そんな中、先週、大学で社会学の教鞭をとる友人と1年半ぶりに食事。その彼がくれた社会学の論文抜き刷りに、ロバート・J・リフトンという米国の社会学者の「死の内の生命-ヒロシマの生存者」という原爆調査の研究書についての言及があり、それを読んでちょっぴり冷静に今回の震災を眺める気分になってきました。
リフトンは精神科医でもあったようで研究はエリクソンのアイデンティティ論からスタートしている人らしいですが、その過程でトラウマの存在に注目したようです。自分も若い頃、無理してエリクソンの書籍をピアジェやその他の書籍とセットで読んだ記憶があるけれどすっかり記憶の彼方(笑)土居健夫さんの「甘えの構造」を手にしたころで、自分の周囲でモラトリアムと自己同一性の議論がわりと盛んだった頃に読んだんでしょう。なかなか難しい世界です。
そんな世界にいるリフトンが、1962年広島に6ヶ月ほど滞在し、被爆者の方に心理学的面での調査をし、500頁を超える研究書をまとめています。これは有名らしいけれど読んだことナシ。この時代には日本にあまりなじみの無かった、トラウマやサバイバー(生存者)についての視点を「原爆の心理学的な研究」に持ち込んだとのことです。
説明し出すとさらに長くなりそうなので、気になるキーワードくらいしか紹介出来ないけれど、「生存者の精神的再形成(フォーミュレーション)」なんていうのは、津波でなにもかもが流されて行く光景を思い浮かべながら、もう少し自己消化してみたくなることばなのではありました。トラウマというのがあるなら、第三者に近い自分にも、今回のことでは、少なからずあって、たわいもなく生き残っている自身への後悔や自責というのがそれなのかも知れません。涙腺が緩いのもそうでしょう。
第三者的観察者の視点でそれを客観的に見て、整理して行くと、精神的余裕を持つことが出来ると言うことだと、リフトンの研究書の引用部分を眺めながら思うのではありました。
ま、あまり余分なことは考えず、サボっていた仕事に戻りましょう。
秋葉@ゑこう
by akiba-echo
| 2011-04-29 01:49
| 秋葉原
|
Comments(4)
なーるほど、PCやレンジなんかも必要だったんですね。町が流れて住民台帳がなくなった、というので、PCがなくなったらすべてなくなっちゃうのかと愕然としましたが紙でもなくなったでしょうね。原発は死亡者が少ないから他エネルギーより安全という人がいますが、トラウマやこの先の恐怖に対するストレスを考えるととても被害の多いエネルギーだと思わざるを得ません。第3者的観察は有効だろうと感じます。私もあまり考えず今はまだあまり見ないように(笑)サボってる家の掃除しましょう♪
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PCは、必要かもしれませんね。アキバの事務所の向かいのビルに間借りしている、某国連のブランドを使えるNPO法人の事務局で仕事をしている知人も、先週も、新品ノートPCを2台購入して届けた、と言ってました。その団体は他にもいろいろ頑張って動いているようです。
ま、事務局の一人とは仲良しだけれど、ちょっと周波数が違うので、実際の距離より、関係性の距離感は遠い気がして、そこからもボランティアに参加できるけれど、なにもしていないのでありました。そんなものですね。経済的には、アマゾンの蝶の羽ばたき位の影響力しかないけれど、バタフライ効果というのがあるなら、ちょっぴり頑張って羽ばたいて、景気回復の役に立つのが今のところベストなのかと、思う今日このごろではありました。★ゑ
ま、事務局の一人とは仲良しだけれど、ちょっと周波数が違うので、実際の距離より、関係性の距離感は遠い気がして、そこからもボランティアに参加できるけれど、なにもしていないのでありました。そんなものですね。経済的には、アマゾンの蝶の羽ばたき位の影響力しかないけれど、バタフライ効果というのがあるなら、ちょっぴり頑張って羽ばたいて、景気回復の役に立つのが今のところベストなのかと、思う今日このごろではありました。★ゑ
多額の寄付や、体を張ってのヴォランティア活動が出来ないので、専ら消費活動を盛んにすることで、超々後方支援をやっています ww
後方支援も良いかも知れませんね。自然のながれでモノが動くのはきっと悪くはないですよね。四国食べ歩きで、だいぶ糖分摂取されたようですから、しばらくは、甘禁とまでは行かぬともお大事に。。。>甘盛さま

