2017年 07月 08日
骨折の前日)鹿児島空港から霧島山周辺を巡回 |

数年前から早朝の便で鹿児島空港へ降りたときは、霧島山周辺を周回することが多くなっていて、特に霧島神社と関連する霧島六社(いわゆる霧島六社権現)は神社の参道など方向が、宮崎県高千穂の神社などど似たような雰囲気を感じていたので、そのあたりの確認など少しずつ繰り返しておりました。
なので、3月もこのパターンで、まず霧島神社方面へ。空港から古い木造駅舎で著名な嘉例川駅の近所を通り抜けて霧島温泉経由で霧島神宮へ向かいました。遠回りかもしれないのですが、高原ルートで景色が良いのでついこちらのルートを通ってしまいます。


ここには若宮神社と鎮守神社、霧島神宮に係わり深い性空上人の墓所があります。位置的には霧島神宮本殿から北西に200mくらいの場所で、旧参道の入り口になります。
ここの湧水は面白い場所ですね。御手洗川の湧水は、春から晩秋にかけては水が湧いているのですが、冬場は上の写真のように水枯れします。2年前の秋(2015年10月)に訪れた際は確かに清冽な水であふれていました。


wikiまるのみだと「欽明天皇の時代(6世紀)、慶胤(けいいん)なる僧侶に命じて高千穂峰と火常峰(御鉢)の間に社殿が造られたのが始まりとされる。実際の所は高千穂峰に対する山岳信仰から始まった神社であろう。」ということらしいのです。お鉢は、初期の山上の社建立後に何度か噴火していて、山上の社も吹き飛んでいるようですね。御鉢の社が無くなってから、高千穂峰お鉢から一段下の、今で言う「高千穂河原」にある古宮跡に社を移し、さらにそこも噴火で消失した後に、社を移した場所が、御手洗川の湧水のあるあたりだったようです。移した神社を守護するための別当寺で、いまは痕跡もない華林寺という天台宗のお寺を、鎮守神社のとなりの墓所に祀られている性空上人(西暦910生~1007年没)が建立したようです。移した神社というのは、名前からしても小さい社の若宮神社かもしれませんね。だとすると、凄くほほえましい社ですが若宮神社が霧島神社ご神体を遷座した神様の宿る本来の場所かもしれません。

鎮守神社は、若宮神社として山の上の社を移す際に地主神を治めるために建立されたのでしょうか。神社の名前もそれと腑に落ちます。まぁ想像の範囲ですけれど。
余談ですが、鎮守神社の右隣に祀られている天台宗の僧侶・性空上人の墓所には、自分はなぜか近づけません。数回訪問していますがやはり馴染みません。入り口の大きな石のあたりに行くとなんとなくそこから先へ足が進まないのです。
このお墓自体は、性空没600年後くらいに建てられたものだそうですので、かなり後の人の建立なのですが、なぜ建てたのでしょうね。西暦1566年10月に高千穂峰のお鉢が大噴火をして沢山の方が亡くなられたという記録もありますから、性空上人の顕彰や慰霊というより、霧島信仰の開祖といえる上人の名を借りて、噴火の沈静祈願や亡くなった方々の供養、怨霊祓いをしたのかもしれません。なぜか軽々しく墓所に入ると怪我しそうな予感でした。あまりスピリチャルな話は好きではないのですけれど不思議。余談のさらに余談ですが、同じ日の午後、えびの市の白鳥神社入り口にある性空上人像をお参りしたときは落ち着いたものでした。
ちなみに、この場所は霧島神宮に向かう旧参道の入り口です。旧参道は、少し高い場所にある遥拝所にのぼる階段の風情。

少し話が飛びますが、現在の霧島神宮大きな社に向かう本殿前の今の参道、今の境内がいつごろ形成されたのか良く分かりませんが、実はこれも方角がなかなか面白いのです。以前高千穂の石神神社の参道を下りているときと同じ感覚を、霧島神宮を最初に参拝したときに体に感じていたので、地形図で下調べしながら二回目以降はハンディGPS持参。
現在の霧島神宮の本殿前の参道は、遠くから来ると一段高い見通しの良い丘の上、いまの駐車場の傍からスタートしていて本殿に向かっています。この参道の方角が、一番最初の御鉢にあった山上の社に向かってるように思えます。山の上の社の正確な位置を記載した資料を目にしていないので推測なのですが、御鉢の中に向かっていることに間違いはありません。



ちなみに、性空上人は霧島山周辺に6つの神社(お寺と神社?六権現)を建立したようですが、この神社にも何箇所か同じような、参道配置や参拝方角の妙味があります。別な記事にしますが、一番ストレートなのが「東霧島神社」。(「東」は「つの」と読みます)こちらも参道の自然石積みの石段がお鉢に向かっているようで面白いです。こちらは別の機会に。
ということで、自分の中で、現在の霧島神宮の本殿は、高千穂峰近くの今は火口の場所にあった最初の社(ご神体)を礼拝するための豪華な遥拝所に見えております。神霊的な深さから言うと、鎮守神社と若宮神社、それと上の記事では触れていませんが、本殿裏手にある山神社の方が重い感じでした。
ただし、これは超絶個人的感想です。
☆ゑ
※使用している写真は当日以外に撮影したものもあります。
by akiba-echo
| 2017-07-08 00:58
| 旅の話し
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